先日、江戸川区のアパートで騒音に端を発した隣人トラブルが発生しました。マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいると、上階の足音や周囲の部屋の騒音に悩むことは決して珍しいことではありません。

騒音問題の難しい点は、入居後ある程度生活してみるまで実感できないことだと思います。LIXILの調査(2015年6月)によれば、賃貸住宅の機能性における具体的な不満点で、最も多かったのが遮音性能についてでした。(複数回答)

●上階の足音や声が響く(27.5%)

●断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い(24.8%)

●風通しが悪く、湿気がこもり、カビがはえやすい(23.6%)

●壁が薄いため、隣室や外の音がうるさく、室内の音も外にもれる(23.1%)

せっかく設備や内装デザインで工夫を凝らして入居率を上げても、入居後の満足度が低くてすぐに退居されては元も子もありません。建物の遮音性能はJIS規格で等級が定められています。既に所有している物件の遮音性能を後からアップさせるのはコストと手間がかかりますが、これから物件を選ぶ場合にはチェック項目のひとつに入れておくといいかもしれません。ちなみに、木造や鉄骨造よりRC造の方が相対的に遮音性能に優れているとされています。

●D値(壁などの遮音等級):等級が大きい方が優れている

●L値(床の遮音等級):等級が小さい方が優れている

※L値はさらにLL(軽量衝撃音)、LH(重量衝撃音)のに分かれます。

また、最近では楽器演奏やオーディオを楽しめることを特徴とした賃貸マンションシリーズもいくつかあり、話題になっているようです。他との差別化という付加価値の工夫のひとつとして、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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